ひとつになったイングランドが 再び分裂の危機に 権力か血族か!?王妃が下す決断とは―
後のチューダー朝創始者となるヘンリー7世と“ホワイト・プリンセス”エリザベス・オブ・ヨークの結婚により、ランカスター家とヨーク家は統一され、薔薇戦争は事実上終結した。しかし、残った不信感と敵対心、政治的な陰謀が、結婚と王国の両方を引き裂いていく。
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後のチューダー朝創始者となるヘンリー7世と“ホワイト・プリンセス”エリザベス・オブ・ヨークの結婚により、ランカスター家とヨーク家は統一され、薔薇戦争は事実上終結した。しかし、残った不信感と敵対心、政治的な陰謀が、結婚と王国の両方を引き裂いていく。
激動の時代のイングランド、ボズワースの戦いで勝利したチューダー家のヘンリーが王座を手中にし、ヨーク家のエリザベスと彼女の家族たちは、危うい立場に立たされる。エリザベスは戦乱の世を治めるために、ヘンリー7世との結婚を余儀なくされる。(#1「ベッドの中の敵」より)
1485年8月、「ボズワースの戦い」でヨーク家のリチャード3世が死去。その2日後、失意の中にいたエリザベス・オブ・ヨークは、新たにイングランド王となったチューダー家のヘンリー7世に嫁ぐことが決まる。2人の婚姻により、長きにわたって戦が続いたイングランドはひとつになったかのようにみえた。そんな中、消息不明だったエリザベスの弟であるリチャード王子が生きており、イングランド国王の座を狙っているという噂が広がる。様々な人物の思惑や政治的な狙いが絡み合い、再び分裂の危機を迎えるイングランド。エリザベスは、チューダー家の夫ヘンリーと、ヨーク家の血を引く正当な王位継継承者である弟リチャードのどちらに味方をするかという決断を迫られるのだった…。
フィリッパ・グレゴリーの原作小説をドラマ化した本作は、『ホワイト・クイーン
白薔薇の女王』の続編として制作された。薔薇戦争終結後も激しい権力争いが続く激動のイングランドを舞台に、1人の妻として母として強く生きた“ホワイト・プリンセス”の姿が描かれていく。
主役のエリザベス・オブ・ヨークを演じるのはジョディ・カマー。『女医フォスター』のケイト役で知られ、『キリング・イヴ/Killing
Eve』で第71回エミー賞ドラマ・シリーズ部門主演女優賞を受賞するなど、現在大きな注目を集める若手英国女優の一人だ。そして、王の母であるマーガレット・ボーフォートを『ゲーム・オブ・スローンズ』のキャトリン・スターク役で知られるミシェル・フェアリーが、前作の主人公エリザベス・ウッドヴィルを同じく『ゲーム・オブ・スローンズ』出演のエシー・デイヴィスが演じている。前作では息子ヘンリーを王位につける形でマーガレットが最後に勝利をおさめたが、本作では息子を殺したチューダー家を憎むエリザベスがヨーク家再興を狙い暗躍していく。立場を逆転させた2人の対決、そしてそんな2人とわたりあっていく主人公の姿に注目だ。
エリザベス・ウッドヴィルの娘。戦死したリチャード3世を愛していたが、ヨーク家の再興のために宿敵ヘンリー7世との結婚を決意する。
「ボズワースの戦い」でリチャード3世を破り、イングランド王として即位。妻となったエリザベスと対立するが、しだいに彼女へ歩み寄るようになる。
亡きエドワード4世の妻。息子を殺したチューダー家を憎んでいる。ヨーク家の再興を目指し、プルゴーニュ公妃と手を組んで反乱を企てる。
ヘンリー7世の母。息子をイングランド王に即位させるという悲願を成し遂げた後も、エリザベス・ウッドヴィルらヨーク家の反乱に目を光らせる。
消息不明だったエリザベスの弟。正当な王位継承者であることを主張し、プルゴーニュ公妃とともに、チューダー家に対して反乱を起こす。
エドワード4世の妹。義姉エリザベス・ウッドヴィルとともに、チューダー家への復讐とヨーク家の再興を狙う。