見どころ
戦乱の世に転生した青年が背負う、過酷な運命の行方とは?
物語は、現代の概念で古代史を読み解くという提案を却下された文学部専攻の大学生・張慶(チャン・チン)が、教授を説得するために書き上げた小説「慶余年」を語るという形で始まる。
主人公は難病で命を落とし、現代の記憶を持ったまま古代に転生した青年。彼は南慶国司南伯・范建(ファン・ジアン)の隠し子・范閑(ファン・シエン)として生まれ変わり、京都(けいと)から遠く離れた町で、幼い頃から武術や毒の知識などを叩きこまれて育つ。立派な青年となった頃、京都からの迎えがやって来る。道中、何者かに命を狙われながらも、范家にたどり着く范閑。そこで范建から、殺された母の商売「内庫」が皇室に管理されていると聞かされる。「内庫」は皇室にとってカネのなる木。その管轄権を手中に収めるため、時の皇帝・慶帝から、范閑は「内庫」を管理している長公主の隠し子・林婉児(リン・ワンアル)と結婚するよう命じられる。しかし范閑は、京都に向かう途中の廟で、鶏の足をかじっている美女に一目惚れしていた。皇帝から賜った婚姻を退けようとするが、実はその美女こそが林婉児。互いの正体を知らない2人は…。
総再生回数160億回超! 緻密なストーリーが話題を呼んだ大ヒット作!
日本でも大ヒットした『擇天記~宿命の美少年~』『将夜 戦乱の帝国』の原作者・猫膩(マオニー)による壮大な長編小説を映像化。王朝の権力争い×ミステリー×タイムスリップ×コメディと盛りだくさんの要素を破綻なく練り上げた緻密なストーリーは、途中で離脱不能の面白さ。シリアスな展開だけでなく、コメディタッチなシーンが絶妙に織り交ぜられているのも、幅広い視聴者から支持を得た理由だ。本作は、中国の三大テレビドラマ賞の一つ、第26回白玉蘭賞最優秀脚色賞を始め、国劇盛典実力派俳優賞、第4回金骨朶網絡影視盛典年間演技派俳優賞など総計16冠を獲得し、総再生回数160億回(※2021年6月時点)を超える大ヒット作となった。
チャン・ルオユン主演! 人気も実力も兼ね備えた豪華キャストが集結!
謎が謎を呼ぶストーリーの緻密さもさることながら、キャラクターがそれぞれ丁寧に、かつ生き生きと描写されているところもこのドラマの魅力のひとつ。頭が切れて武術に長け、大物とも堂々と渡り合う主人公・范閑を演じるチャン・ルオユンは、本作でスターダムにのし上がった実力派。飄々とした持ち味の范閑というキャラクターを見事に演じ、多くの視聴者を魅了した。ヒロインには、『驪妃(りひ)-The Song of Glory-』『狼殿下-Fate of Love-』など、主演作が立て続けにヒットし、注目度急上昇のリー・チン。京劇で培った美しい身のこなしで、可憐な中にも強さを持ったヒロインを見事に作り上げた。また、鍵を握るキャラクターには、大ヒット作『陳情令』での爆発的な人気で一躍トップスターに躍り出たシャオ・ジャンと、『如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~』で悪女ながらも妖艶な美しさで視聴者を魅了したシン・ジーレイ。抜群の存在感を放つ2人と主演のチャン・ルオユンとの演技の攻防からも目が離せない。さらに、中国で、演劇分野での活躍と貢献が認められた最高レベルの俳優に贈られる称号“国家一級俳優”のチェン・ダオミンとウー・ガンが脇を固め、物語に更なる厚みと奥行きを与えている。トップスターからベテランまで、レジェンド級のキャストたちが手に汗握る絶妙な駆け引きに注目だ。